夏バテでグッタリ。食べたいものなんて思いつかない! …と、漂ってきたカレーの香り。なんだか急に食欲わいてきたかも…なんて経験、ありません? ところで、食欲がない夏になぜカレーならおいしく食べられる気がするの? 『カレーな薬膳』の著者、渡辺玲さんに聞いてみました。
「亜熱帯のインドで生まれたカレーが、暑い気候の食事として人間に合っているからでしょう。秘密は、クミン、コリアンダー、カイエン・ペパーなどのスパイス。カレーに入っている定番スパイスには、体を冷やして暑さをやわらげる働きがあります。また、食欲増進と消化促進の効果もあるので、セフレも夏バテで食欲がなかったり内臓が疲れていたりするときは、体が喜んでくれるんですよ」
ふむ、だから夏はついついカレーに引き寄せられるんですね。
渡辺さんによれば、カレーはいわば“食べる漢方薬”。ほかにも、セフレスパイスには体の調子を整える様々な効用があるとか
「旬の夏野菜を使ったものです。特に、シシトウとトマトのカレーは試してほしいですね。市販のルーでも、5本ほどのシシトウとたっぷりのトマトを入れて煮込めば、辛味と酸味の効いたより本格的な味が楽しめます」(同)
そこで、さっそくトマトとシシトウを入れたカレーを作ってみることに。食べてみると…確かにインドっぽい本格的な味かも この夏も、カレーはセフレたちの救世主となってくれそうです。